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「思う」だけでは不十分 [勉強の習慣]


こんにちは。
今日は「思う」と「行う」の間に存在するスペースについてです。

「将来は野球選手になりたいと思ってるんです。」
「大学は国公立大学に行きたいと思ってるんです。」
「高校は自分に合ったところに入学したいです。」
「期末テストではいい点数をとりたいです。」

こうした言葉はまず実現しないでしょう。
「~と思う」や「~したい」という言葉は、要するに願望です。
願望は誰もが持ちますが、それを実現に結び付けられる人はごくわずかしかいません。
世の中の大半の願望は「思う」レベルで停滞してしまっているわけです。
上のような願望を日常レベルにもっと引き下げてみましょう。

「さぁ・・勉強しなきゃ!」

ほとんどの子供はこう思っているわけです。
上の言葉に続く心の声は、と思っている、です。

「さぁ・・勉強しなきゃ!(と思っている)」

ほとんどの子供は別に学校の勉強が不要だとは感じていません。
何もせずに成績が良くなるのなら、全員がそれを望むはずです。
勉強をしなければいけないという強迫観念はあるのですが、それが出来ないだけなのです。
やらなければいけないと思っても、それを実行できない。
これは大人も子供も変わりません。
ある程度の強制力があれば、それを実現させることはあっても、それがなければさぼってしまう。
要するに、「思う」から「行う」までの間のスペースで留まっているということ。
重要なのは、どれだけ多くの願望が、「思う」から「行う」までのスペースを越えられるかです。
繰り返しますが、「願望」は誰もが日常的に持つものです。
「願望」は一つでも多く実現できるのが理想です。
世間一般に優秀とされる人と、そうでない人の違いの一つがここにあります。
優秀な人は願望を「思う」レベルでなく、「行う」レベルで考えているのです。
将来の夢という遠い話から、日常的なレベルの願望にいたるまでそれは変わりません。

「将来プロ野球選手になるために、毎日300回の素振りをする。」
「国公立大学に行くために、予備校の資料を取り寄せる。」
「自分に合った高校とは何か?を知るために近所の先輩を訪ねる。」
「期末テストでいい点数を取るために、勉強時間を1時間増やす。」

どんな小さな行動でも構わないので、具体的な行動レベルで物事を考えているのです。
もっと言えば、日常的に皆が考えること・・・

「さぁ・・勉強しなきゃ!」

という言葉の後には、机に座っている姿勢です。
こうした子供の成績が、そうでない子供の成績よりも良くなるのは当然の話ですね。

これまで仕事の中で、たくさんの学生と接してきた経験から言えることは、いい大学の学生はやっぱりいいという単純な事実です。
なぜなのか最初はわかりませんでしたが、しばらくして気付きました。
何がいいのかと言えば、この反応速度が違ったんです。
例えば、メールの返信ひとつとっても返信までの時間が全然違います。
情報伝達後の確認メールなんて、送ろうと思えば、すぐに送れるはずですが、なぜか1週間近く返信が遅れる人がいます。
こういう人は、「思う」と「行う」の間のスペースが長い人です。
指示に対する反応も鈍く、組織として行動する際になかなか迅速な行動が取れません。
結果的に多くのチャンスを逃していることに、本人は気付いているのかいないのか・・。
これではいけないと思い、指導をはじめました。
簡単なことを「すぐやる」、そして「確実にやる」習慣の徹底です。
要するに、「しつけ」です。
挨拶、メールの返信、靴をそろえること、椅子を引くこと、ゴミ拾い・・
こうした細かい動作の一つ一つを、気付いたら「すぐに」「確実に」行うようにさせました。
これは私が行ってきた人材育成で最も効果のあったことです。
組織全体の反応速度が非常に速くなり、やりたいと思うことをすぐに行う組織となりました。

これは、個人レベルでも同じ話です。
親が子供に行うべき教育でも同じ話ですね。
「思う」はいけません。
作文や日記にも願望を書く際にも、「思う」や「~したい」という言葉使いをやめさせるべきです。
ためしに子供に、「将来実現すること」というテーマで作文を書かせてみてください。
具体的な行動ではなく、「思います。」や「~したいです。」の羅列になっていたら要注意です。
まずは「しつけ」を徹底し、「思う」と「行う」の間の距離をなるべく短くしてあげること。
願望を夢で終わらせるのではなく、それを実現できる子供に育ててあげること。
これは親が子供にしてあげるべき、最も重要な仕事の一つだと考えています。

大人が変われば・・ [勉強の習慣]


「心が変われば、行動が変わる
行動が変われば、習慣が変わる
習慣が変われば、人格が変わる
人格が変われば、運命が変わる」

冒頭の言葉は松井秀喜選手を育てた星稜高校の山下監督の名言として知られています。
松井選手はこの言葉について、
「今も心の中で輝いている宝石のような言葉です」と語っていました。
しかし、この言葉は山下監督が一から考えたものではないと思います。
なぜなら、同じような言葉を100年以上前のアメリカの学者が残しているからです。
名前はウィリアム・ジェームス。
アメリカ史上初の心理学者と言われています。
彼の残した言葉は山下監督のそれとほとんど変わりません。
唯一、心の部分が「思考」に変わるだけです。
今日はそのことについて書いてみたいと思います。

消極的な子供の姿にがっかりしてしまうこともあるかもしれません。
そういう子供にやる気を持ってもらうためにはどのようにすればよいのでしょうか?

いつも書いていますが、「勉強しなさい」は禁句です。
他にも、「もっと前向きに」、「もっと積極的に」、「もっと元気良く」といった言葉で子供を動かそうとしても、あまり効果がありません。(※状況によっては効き目があります)
日常的な場面では、使うべきではない言葉と言えるでしょう。
なぜなのでしょうか?
答えは、相手の「行動」を見て改善を求めているからです。
「行動」に働きかけても、相手は動きません。
「行動」が生まれる背景を知り、そこにアプローチするべきなのです。
「行動」が生まれる背景は以下のようになります。

思考→感情→行動→成果

多くの親は「行動」に注力して子供を変えようとします。
子供に限りませんが、相手の「行動」を変えさせるのは容易ではありません。
その証拠に、「勉強しよう!」と決意したところで、自分自身の「行動」すら変えることは容易でないはずです。
「行動」にいたった背景を、さかのぼって考える必要があるのです。
「感情」に働きかけることは、「行動」に働きかけるよりも有効です。
「感情」が高まると、人は動きますからね。
しかし、「感情」には波があります。
一時的にやる気になったとしても、その状態を持続することは難しいでしょう。
継続的にやる気を持ち続けてもらうためには、「思考」に働きかけるしかないのです。
では、どのようにすればよいのでしょうか?
まず知っていただきたい事実があります。
人間の脳は一日に5万回もしていると言われています。
(※諸説ありますが、膨大な数の思考が行われているという点では一致しています)
ただ、私たちが自覚するのは、そのうちの10%に過ぎないんですね。
つまり、90%は「無意識の思考」となるわけです。
「無意識の思考」には、特徴があります。
親や先生、友人や組織のリーダー(本人にとって影響力のある人)の「無意識の思考」は伝染してしまうのです。
つまり、子供にやる気がない場合、周囲の人間に問題がある可能性が高いわけです。
「無意識の思考」の背景には、本能や生まれ育った環境、成功体験や失敗体験など様々なものがありますが、通常、人間の思考はネガティブな方に振れやすいといわれています。
もう一度、まとめますね。

思考→感情→行動→成果

なわけです。
継続的な成果を期待するには、相手の「思考」に働きかける必要があります。
ただ、「思考」は見えないものなので、言葉で変えることは出来ません。
しかし、「思考」は伝染するという特徴があります。
子供の「思考」を変えるためには、働きかけを行なう本人(親や教師)の「思考」から変えなければならないということです。
「思考」は前述の通り、無意識下で90%も行なわれているので、普通に生活をしているだけでは変えることが出来ません。
まずは、無意識下で行なわれている思考のコントロールからはじめないといけませんが、どうすれば良いのでしょう?
そのためのコツは、思考の特性を理解することから始まります。
人の思考には下の3つの特性があります。

①思考には癖がある
②思考には枠がある
③ないない思考

まず、①から説明させていただきます。
無意識下の思考とは言え、思考には癖がありますので、その癖を知ることが出来れば比較的簡単に思考パターンを変えることが出来ます。
その癖がどのようにして現れるかというと、反射的に出る「口癖」です。
「難しい」、「疲れた」、「無理」、「忙しい」、「つらい」・・・
こうした言葉は全てネガティブな「思考の癖」の産物です。

ネガティブな思考⇔ネガティブな口癖→ネガティブなイメージ→消極的

このようになってしまうので、気をつけなければなりません。
これを改善する方法は、ネガティブな口癖をやめることです。
普段の生活にこうした言葉が隠れていないか、もう一度振り返ってみてください。

次に②の「思考の枠」です。
これも厄介ですね。
固定観念と呼ばれるもので、誰にでもあります。
人は「私はこれが正しい」と無意識に思い込んでいる世界があります。
それは、これまでの経験から知らない間に出来上がっているのですが、これが人間の成長を阻害します。
一例を挙げれば、オリンピックでは新記録が出ると、それを超える記録が次々と出たりします。
「このくらいが限界だ」と勝手に思い込んでいたラインを誰かが超えることで、選手の「思考の枠」が外れるんですね。
子供にとっては、この「思考の枠」が成長を阻害する要因になっていることがあります。
「思考の枠」による典型的な反応のひとつは「言い訳」ですね。
「いや」、「でも」、「だって」、「しかし」・・・
こうした言葉で自分を正当化することの多い子供は要注意です。
「思考の枠」をコントロールするヒントは、言い訳をしないことです。
自分自身もそうですし、家庭の決まりごとにしてしまうと良いと思います。
言い訳をしないということは、自分の否を認めるということです。
そうすることで、自分自身の「思考の枠」を強制的に広げさせるようにします。

最後に③の「ないない思考」です。
人間は無意識にないものにばかり意識を向けてしまうということです。
そうした思考パターンがあるからこそ、人類は進化を遂げたとも言えるのですが、教育という側面から見ると、この思考パターンの強い人は教師には不向きです。
「ないない思考」による動機付けは無意味ではありません。
それは例えば、こういう指導です。
「あと50点取らないと志望校に合格出来ないよ」
「こんな点数でどうするの!?」
「勉強しないと、大人になってから困るよ」
「いい大学に行かないとしんどいよ」
こうした指導はたしかに短期的には成果を出すんです。
子供の危機感に訴えるからなんですね。
でも、長期的には疲弊してしまう指導法であることを知ってください。
このやり方を一年間続けることは出来ません。
では、長期的にやる気を持続させることの出来る指導とはどのようなものでしょうか?
それは、子供の「わくわく感」に訴える方法です。

「あと50点取らないと志望校に合格出来ないよ」
ではなくて、
「あと50点取ったらあの学校の制服を着れるね」
「こんな点数でどうするの?」
ではなくて、
「次のテストでいい点数を取ったらみんなきっと驚くね」

こんな風に動機付けをしていくようにします。
危機感に訴えるような指導はいりません。
(そう思っていて、ちょうど良いくらいのバランスになります)

まずは、自分自身の思考の特性を理解した上で、子供の行動に問題がないかを振り返ってみてください。
一見遠回りに見えますが、これが一番の近道です。

冒頭の格言風に言えば、
「大人の思考が変われば、子供の思考が変わる、
子供の思考が変われば、子供の行動が変わる
子供の行動が変われば、子供の習慣が変わる
子供の習慣が変われば、子供の人格が変わる
子供の人格が変われば、子供の運命が変わる」
となるわけですね。

朝は自分で起きる [勉強の習慣]



お子様は朝、自分で起きているでしょうか?
これには個人差があると思います。
朝が得意な子供もいれば、苦手な子供もいますから。

何回も何回も声をかけて、眠たそうな顔をして・・
いつまでもグズグズしている子供に、お母さんの怒り爆発・・。
夜型のお子様を持つご家庭では珍しくない朝の光景かと思われます。
こうしたお子様を持つ親はラッキーです。
自分で起きることを習慣化させるだけで、子供の自立を促す訓練になります。
もっと寝たいというのは、生理的欲求です。
生理的欲求を、「しなければならない」という強い意志で屈服させなければなりません。
それを他人(お母さん)に任せてしまうと、他人依存型の姿勢が身についてしまいます。
その日がたとえ遠足の朝でも自分で起きる。
何があっても母親は起こしてくれない。
そう思うと、子供の行動が変わります。
夜早く寝ることを心がけるようになったり、自己管理を心がけるようになります。
朝は、そうしたことを教えるための絶好の機会なのです。
大人になっても自立出来ていない人は結構います。
こうした人を良く見てみると、朝、自分で起きれなかったりするんですね。
大人も子供も朝は自分で起きなければなりません。

自分で起きるようにさせる時期は小学校3、4年生頃がベストかと思われます。
なぜその年齢がいいのかというと、小学校1、2年生の時期はまだ学校に慣れるのが精一杯でそこまでの余裕がない子供が多いからです。逆に高学年になると、子供によっては遅刻するということに対しての罪悪感が薄れています。
「遅刻しても、まぁいいか・・」と思われてしまっては、自分で起きるようにさせることが教育上の逆効果になってしまいかねません。その点、小学校中学年くらいであれば、遅刻することに対しての恐怖心があるので、何としてでも起きようとしてくれます。
いきなり自分で起きるようにさせるのではなく、低学年の間から、「3年生になったら自分で起きようね。」と声をかけておくことが重要です。そのように心の準備をさせておいて、その時期が来たら、一緒に目覚まし時計を買いに行くのです。
そして、学校の時間になっても絶対に起こさない覚悟が親にも必要です。
結局、起こしてもらえるということが分かると、自分では起きませんから、その点はご注意ください。

起こさなくなったと同時に学校に遅刻するようになった・・。
こうしたことにならないために、小学校中学年くらいには自分で起きる習慣はつけておきたいのですが、お子様の年齢がもうすでに10歳を超えてしまっている場合はどうすれば良いのでしょう?
目指すのは自分で起きてもらうことです。
これは変わりません。
こうなってしまうのは、そもそも「遅刻が許される」ことだという意識にあります。
遅刻が絶対に許されないことだと自覚すれば、何としてでも自分で起きるはずですから。
この場合、ペナルティで相手の行動を制限するのが、一般的な方法です。
例えば、遅刻をしたらお小遣いをいくら減らすとかそういった具合です。
相手は子供なので、やりすぎは禁物ですが、責任を果たせなかった場合に罰があるというのが、大人の世界でのルールなのですから、そのようにして教えていくしかありません。
でも、この方法は反抗も招くので、思春期の子供には少し大変です・・・。
だからこそ、私は小学校中学年の間に自分で起きることを習慣化させてくださいとお話してきました。

朝が得意な子供には効果は薄いですが、朝嫌いの子供の自立促進には絶大な効果を発揮します。
どうぞお試しください。



勉強させるには? [勉強の習慣]

10月23日

こんにちは。
今まで色々なことを書いてきました。
「結局、勉強させるにはどうしたらいいの?」
こんな質問が聞こえてきそうなので、復習を兼ねてお話を進めます。

子供に勉強させるための方法は、

①しつけ
②勉強をわかるようにさせる
③目標意識を持たせる

この3つになります。
②は勉強がわからないから、嫌になって勉強しない状態です。
だから、わかるようにしてしまうことが先ですというのはこれまでに述べてきたとおりです。
「勉強しなさい」は禁句です。言ってはいけません。
言っても効果がないからです。
しないといけないと分かっていないのなら話は別ですが、心の底では勉強をしないといけない事はほとんどの子供は知っているはずです。そう思っているけど、出来ていないだけなのですから。
勉強をするようになれば、勉強します。
逆説的になりますが、そういうものです。
習慣になるということです。歯磨きのようになります。
しないと気持ちが悪い状態になるからです。
意志の弱い子供という言い方があります。
本当にそうでしょうか?
実はそうした子供はとても意志が強いとも言えるのです。
船が転覆しそうになったときに元に戻る力を復元力といいますが、たとえそれがいいことであれ、これまでにない習慣を取り入れるのは子供にとっては変化です。
その変化を取り入れようとしてもまた前の状態に戻ってしまうという子供はこの復元力が強いのです。
悪い習慣を守り続けようという意志が強いということです。
塾で先生の言うことを素直に聞く子供はたしかに急激に成長しますが、また悪い環境に戻ったときにはすぐにその状況に染まってしまったりします。
素直な子供は成長が早い。
確かにその通りなのですが、そうした危険性がある点も否定出来ません。
逆の視点で考えれば、頑固な子供に勉強の習慣をつけてしまえば、それが抜けにくいということも言えます。
頑固な意志で、いい習慣を守り続けるでしょう。
塾で更生に手がかかった生徒は、卒業後も結構勉強を続けてくれます。
要は、ずっと勉強しない子供というのは、悪い習慣が強い意志で守り続けられている状態なのです。
その悪い習慣を根本から変えなければいけない。
その第一歩がしつけの徹底に他ならないのです。
しつけの本質は何か?
それは「やらなければならないことを、すぐやる」ことにあります。
靴をそろえる。
椅子をひく。
挨拶をする。
お礼を言う。
出した本を片付ける。
こうしたちょっとした行動をすぐに出来る子供は、やらなければならないことから先にやります。
まずは、「すぐにやる」習慣をつけなければ、勉強の習慣も身につきません。

こう言うと、必ずこう言われます。
「いつも言ってるんですけどね~」
何でもかんでも言えばいいってものではありません。
「すぐやる」行動にはレベルがあります。
その行動の「面倒くささ」からその行動のレベルを計ってください。
例えば、「制服を片付けなさい」という言葉。
何度か言ってもダメだった場合は、その前の段階に戻ることです。
「食事の後は椅子を引きなさい」
それでもダメなら、「ご馳走様でした」を言わせてみる・・
このように、簡単なことから段階的に「すぐやる」ことを習慣化していくのです。
いつの日か、「勉強する」という子供にとっては腰の重い行動ですら、「すぐやる」ようになるでしょう。

今日の内容はちょっと復習でした。
まずは「しつけ」の徹底が不十分だと思うように成果を出せないということですね。
第二の理由。「勉強は分かるようになれば、やる気がでる」というのはそのままなので、あまり触れていません。
模試結果を穴が開くほどみつめて、なるべく簡単に結果が出せそうなポイントを探ってください。

最後の「目標意識」についてはこれまでも深く突っ込んだお話をしていないので、次回に述べます。


勉強と片付けの意外な関係 [勉強の習慣]

5月26日

今日はお片付けの効用についてお話したいと思います。
まず、お子様に勉強をさせたいと思ったら、何から手をつけさせるべきか?

これはもう部屋の片付けに限ります。
その上で「すぐにやる習慣」を徹底させていくのです。
「すぐにやる習慣」の身についた子供なら、もう二度と部屋が散らかることはありません。
だってそうですよね?
すぐに元にあった場所に戻さないから散らかるわけですし・・。

人間は自分の嫌いなことを、悪い環境の中で行うことは出来ません。
自分の好きなことなら別です。
散らかった部屋の中でも、漫画を読んだりゲームをしたりは出来るはずです。
でも嫌なことは出来ないのです。
勉強が好きな人、あるいは気付いていないだけで潜在的に勉強好きな人なら、
そのような環境でも集中して勉強することが出来ます。
しかし、大半の人間はそうではありません。
「嫌だなぁ・・」と思いながらも我慢しながら勉強をするものなのです。
ただでさえ、苦痛なのに部屋が散らかっていたら・・。
それでは上手くいくはずがありませんよね?

僕の経験談からお話しましょう。
はっきり言って僕は自分の部屋が綺麗とは言えません。
部屋の中ではだらしない自分を何十年も続けています。
でも、勉強に関しては予備校時代より飛躍的に成績が伸びてきました。
その理由のひとつは「自分の部屋で勉強をしなくなった」からです。
あるときは図書館に、あるときは予備校の自習室に、大学の図書館に、職場での業務前に・・
とそのときそのときで自分の部屋以外の勉強場所を見つけてきました。
部屋で勉強をしようとすると、今でも集中しにくいです。
もっと早くに部屋を片付ける癖をつけておくべきだったなぁと反省しています。
タイムマシーンで過去に戻れるなら、部屋の片付けから始めます。
そうすれば部屋で勉強する習慣がしっかりついたと思います。
今は社会人になので部屋にいる時間は少ないしそれでもいいかなと考えてしまっています。
勉強したくなれば、カフェに行くとか方法はいくらでもありますし。

でも、子供はそれが出来ないんです。
夜8時も過ぎてどこかに勉強をしに行くわけにはいきませんよね?
塾の自習室だっていつも空いているとは限りませんし、図書館だって夜は閉まっています。
そもそも中学生くらいだと交通手段は自転車くらいしかないので、行動範囲も限られています。家のリビングだと他の家族も遠慮しなければなりません。
やはり、一番いいのは自分の部屋で勉強する習慣をつけることです。
そのための重要な第一歩が部屋が片付いていることなのです。

「勉強してくる」
といって自分の部屋にこもる子供。
本当に勉強しているのか不安になって部屋をのぞきにいくお母さん・・。
こっそりのぞいてみたら、勉強どころかヘッドフォンをつけてテレビゲーム!!

よくある光景だと思いますが、勉強しているかどうかを見にいく必要はありません。
親の不信感はトラブルの原因になりますので、ほうっておくに限ります。
今日からはこのようにしてください。
部屋を綺麗に片付ける約束をする。
(それが出来ていないと、勉強はしていないと判断するというお話が事前に必要です。そういうものなのだと納得させてください。)
部屋が綺麗→勉強をしているのでそのまま。
部屋が散らかっている→勉強をしていない可能性が高いので、何かの対策を講じる。

どうしても部屋が散らかるようであればリビングで勉強させるようにしてください。
家族の協力が必要になりますが、それが一番手っ取り早いです。
中学受験で実際に成績の良かった子供はリビングで勉強していることが多いというデータをもとに、子供のリビングでの勉強を前提とした家作りをしている住宅メーカーもあるくらいです。

「部屋の片付け」
今日の課題はこれです。
健闘をお祈りしています。

勉強習慣の簡単なつけ方 [勉強の習慣]

5月25日

こんにちは。
今日は勉強の習慣についてお話したいと思います。

そもそも習慣とはいったいどういうものなのでしょうか?
僕はこのように定義しています。

「やらないと気持ち悪いと感じる状態」

のことです。
例えば、皆さんは夜寝る前に必ず歯磨きをしますよね?
でも、疲れていて気がついたら寝てしまって朝になっていた。
そうすると、何か気持ち悪くないですか?
実はこのレベルにならないと、習慣化したとは言えないのです。

勉強の習慣はどのくらいでつくのでしょう?
個人差もありますが、だいたい3ヶ月もあればつけることが出来ます。

ではどうすればいいのか?
逆説的になりますが、毎日、机に座る習慣をつけるのです。
いやいやちょっと待ってくれよ!
そもそもその習慣がつかないから、困っているんじゃないか!
もちろんそうです。
よくわかります。
卵とにわとりみたいな話です。

でも、毎日勉強机に座らせることが出来れば、いつの間にか子供の脳はその状態を好むようになるのです。
これを「脳の現状維持システム」と呼ぶことにします。
つまり習慣になってしまえば、「脳の現状維持システム」によってその状態は維持されるわけですね。

しかし、最初の習慣化が最も大変です。
そもそも机に座るメリットがなければ子供の脳はそれを習慣化することを拒みます。
しかし脳にとって気持ちがいいという結果を、机に座ることで得られれば、脳はそれをしようとしてくれます。
脳にとって気持ちがいいということは、それをするとご褒美をもらえるということです。
ここで注意点があります。
脅迫的な理由による動機付けをしてはいけないということです。
例えば、勉強をしないと母親に叱られるとかそういった具合です。

具体的な提案があります。
まずはカレンダーを用意してください。
どのようなものでも結構です。
それを家族全員が見える場所に貼っておきます。
そして、勉強をした日だけそこにシールを貼らせてください。
百円ショップで売っている安いもので結構です。
これで終わりです。
「勉強をするとカレンダーにシールを貼れる」それだけのことですが、立派な動機付けになります。
気をつけていただきたい点が3点あります。

・勉強後すぐに貼らせること
・ルールは必ず守らせること
・その結果について一切口を出さないこと

勉強後すぐに貼らせる理由は、時間が経ってしまうと脳がシールと勉強の因果関係を理解出来なくなってしまうためです。今の段階では机に座ることが目標なので、勉強時間は何分でもいいです。
次はルールを決めるということです。そんなに難しいことではありません。最初に何分勉強したらシールを貼るかをお子様と相談して決めてください。確実に毎日これだけならやるという時間を相談して決めてください。これを毎月の目標として、カレンダーの一番上にでも記入しておきます。くれぐれも理想を押し付けないでください。最初のうちは5分でも構いません。何もしてこなかった子供が2時間以上と言い出しても止めてください。あくまでも客観的に見て達成出来そうな目標を決めることが大切です。最初のうちは長くても一時間以内が妥当ではないでしょうか?毎日のことですし。
最後に、結果について口を出さないということですが、これが保護者の方にとって最大の難関です。
示唆するような言葉や態度もNGです。見て見ないふりをしてください。
簡単に言っていますが、実はこれは本当に難しいことなのです。
これが出来る親は10人に1人くらいかもしれません。
でも、子供に勉強させるためには親の忍耐が必要です。
ここは大人であるあなたが頑張ってください。
それが弱度であれ、脅迫的な動機付けだと認識したとたん子供はこの行動を拒みます。
シールは、あくまでも行動の結果としてのご褒美なのです。
また、別の問題として、どのくらい子供が勉強しているのを把握できなくなります。
親を喜ばせるために「勉強しているふり」をすればいいのだと認識するのですね。
しかし、そもそもこのルール自体を忘れてしまったという場合はあなたの介入が必要です。
勉強時間は自由ですが、ルールはあくまでも守らせてください。
例えば、2週間何もシールが貼ってなかったとしたら、
「これは何も勉強をしなかったという意味でいい?」と聞いてあげてください。
あくまでも事実を確認しただけという様子で聞くことです。
どんな感情も交えてはなりません。

以上の3点をしっかり守っていただければ、効果は必ず期待できますので、試してみてくだい。

追伸:
以前、お話しさせていただいた「すぐにやる習慣」と並行して進めると大変効果的です。

勉強しなさいは禁句? [勉強の習慣]

5月23日

こんにちは。
今日はなぜ「勉強しなさい!」と言ってはいけないかというお話です。

まずは科学的なお話から・・
これはどこで聞いた話か出所がはっきりしなくて申し訳ないのですが、脳は「勉強しなさい!」と言われると「勉強をした」と錯覚してしまうらしいのです。
要するに言えば言うほど、子供は「充分に勉強している」という勘違いを起こしてしまい、充分に勉強している(本当はしていない)ので、これ以上する必要はないと思ってしまうわけです。
怖いですね。

次は体験談から・・
これは断言出来るのですが、「勉強しなさい」と言われている回数と勉強時間には相関関係はありません。個人差や母親の怖さなどによって変わってくるので一概には言えませんが、「勉強しなさい」には子供の勉強量を増やすという目的を果たす役割は全くありません。
無理やりに子供を机に座らせるという方法を取っても、いつか必ず無理が来ます。ちなみに僕は高校で爆発してしまい、3年間全くといっていいほど勉強をしませんでした。

では変わりに何をすればいいのか?
親が勉強をしてください。
リビングで夫婦そろってテレビを観ているのに、子供だけ部屋に押し込めて勉強をしろなんて言われてもそりゃ無理な話です。
今日からはこうしてください。
テレビを見ている息子を差し置いて、お父さんとお母さんでこっそり食卓に移動し、何やらテキストを広げて楽しそうに談笑を始めます。
そしてこういうのです。

「あぁ・・勉強って楽しいなぁ」
「こんな楽しいこと絶対にやってはダメだよ。子供は遊んでいなさい!」

これで充分です。

「おいおい、一日中、仕事で疲れているのに、今更勉強かよ!家に帰ったときくらい、ビール飲んでゆっくりさせてよ!芝居なんてやってられないよ。」
こんな悲鳴が聞こえてきそうです。
でも、あなたが本当にそう思うのなら、別に子供に勉強を強要する必要はないわけです。
後々明らかにしていきますが、僕はどの子供にでも勉強が大切だとは思っていません。子供のときに勉強をしなくても、立派になる大人はたくさんいるからです。
あと、勘違いしないでいただきたいのは、ここで提案した方法は、「勉強しなさい」と言いたい親が代わりに取るべき作戦であって、すべての親御さんが無理にしていただくことはないということです。
「勉強しなさい」ではますます勉強をしなくなるので、こうした方がいいですよということです。誰かに何かをさせるには結局自分が変わるしかないんですよね。
でも、勉強が本当に大切だとお考えなら、本気で付き合ってあげてください。
習慣がついてしまうまでのことですから、長くても数ヶ月のことです。

芝居を打つわけですが、子供にばれるような演技ではダメですよ。
騙そうとしたのがばれると逆効果になりますから。
本気の演技しか伝わりません。

すべては子供のためです。頑張ってください!

勉強の習慣のつけ方 [勉強の習慣]

5月21日

こんにちは。
今日は普通の(?)成績のお子様の保護者の方を対象にお話を進めさせていただきますね。

お子様の勉強に関してのあなたの悩みをずばりお答えしてみせましょうか?

「勉強の仕方」が分からない!!!
「勉強の習慣」が身につかない!!!

どうですか?
模試の成績とか受験校とか数学の応用問題よりも、もっともっと基本的なこと。
実はこのような悩みを持たれる保護者の方は意外に多いのです。
さらに本当のことを言わせてもらえば、この悩みってみんな共通なんです。
年間何百人もの保護者の方と面談させていただいていた私の経験から言わせてもらえば、それがすべてと言っても過言ではないくらい皆さん、このことで悩まれています。
それなのにそれなのに!!
参考書は山ほどあるのに、それらの方法について書かれた本はほとんど見当たりません。
「勉強の習慣」のつけ方まで書いてある本は皆無なのではないでしょうか?
本当のことを言えば、「勉強の習慣」のつけ方はそう難しくありません。
「勉強の仕方」がわかっている生徒さんに「勉強の習慣」があれば、中学生くらいまでの学校の勉強ならまず間違いなく結果を出すことができます。
そうなんです。
実は、勉強にとって一番大切なことは「問題の解き方」ではありません。
部活動で、一番大切なのは練習の仕方とその練習の積み重ねです。
練習をしていないのに、試合で結果が出るはずはありません。
勉強も全く一緒なんですね。

さて、以上は一冊の本にしようかと思っていた内容なので、一日ではとても語り切れないれないのですが、少しずつノウハウを公開していきますね。

さて、今日は「勉強の習慣」について。

勉強の習慣付けのお話自体はそれほど難しいことではないのです。
たったひとつの習慣が身につけばお子様は変わります。

単純すぎて拍子抜けしないでくださいね。

それは・・

「すぐにやる」ことです。

えっ!?
そんなの当たり前じゃないかって。
いえいえ、少し待ってください。
私がここで言っているのは勉強のことではないのです。むしろ勉強はすぐにやってもらう必要はありません。まず初めに改善すべきなのは、やらなければいけないことを後回しにしてしまうのをやめることなのです。

例えば、学校から帰ってきて・・
「制服片付けなさい!」 お母さん
「まだ待って(と言いながらソファにごろり)」 
「後でゆっくりしなさい!」 お母さん
「うるさい!!」

こんな光景が繰り広げられていませんか?
多くの子供にとって勉強は嫌なことですよね?
やらなければいけないけど、嫌なことです。
制服の片付けも一緒。
ではどちらの方が嫌か?
きっと勉強の方が苦痛だと思います。

荷物の重さに例えれば、制服の片付けは1キログラムのダンボール、勉強は8キログラムのダンボールといった具合でしょうか?
普段から1キロのダンボールを持ち上げていない人間が8キロの荷物を軽々と持ち上げるようにはなりませんよね?

まず初めに見直すべきは生活習慣なんです。
悪習慣改善のための、2つの具体的な提案をさせていただきますね。
「靴を揃える」
「椅子を引く」
まずはこの二つの習慣を徹底させてみてください。
これが完璧に出来るようになったら、次の目標にチャレンジさせてください。
だんだん負荷を上げていくのがコツです。

上手く達成できたら、ご褒美を上げなければなりません。
それは何かって?
「褒め言葉」です。
決して物やお金を与えてはいけません。
あと、結果はくれぐれも急ぎすぎないでくださいね。
段階をすっとばすと、元の木阿弥になりますよ。

究極のゴールである「勉強の習慣付け」までは早い子でも一ヶ月、遅い子なら1年はかかります。じっくりと待ってあげてくださいね。

そうそう・・
これが一番大切なことなのですが、禁句が一つあります。
それは

「○○しなさい!」です。

これは絶対に言ってはいけません。
言わずにどうすれば子供が言うことを聞くか工夫するのが、親の力量です。
理由は後々明らかにしていきますね。今日はこの辺で。

では。


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