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放射能で東京は大変なことになる? [東北太平洋沖地震]


こんにちは。
本日も引き続き地震関連の記事を書きたいと思います。

福島第一原発が大変なことになっていますね。
わかりにくいニュースがあまりに多く、パニックを助長しかねない状況に思いましたので、問題をわかりやすく整理してお伝えしたいと思います。
もちろん、私は原子力の専門家ではありませんので、正確性は保証出来ません。
報道されている事実を基にして、現状をわかりやすく整理してお伝えしようというものです。
わかりやすさを優先するために、若干の正確性を犠牲にすることをお許しください。

まず、放射線量と人体に与える影響についてです。
(※読売新聞の記事より数値のみ抜粋)
700万~1000万マイクロシーベルト   致死量
300万~500万マイクロシーベルト   半数の人が死にいたる
10万以上マイクロシーベルト  がんになる人が増加
6900マイクロシーベルト  胸部CTスキャン
2400マイクロシーベルト  日常生活での一年間の被爆量
200マイクロシーベルト  東京・ニューヨーク間を飛行機で往復
100マイクロシーベルト 胸部レントゲン

数学や算数でもそうですが、単位がそろっていないと話がややこしくなります。
ですので、ここではマイクロシーベルトに統一してお話を進めていきます。
まずは以下の記事を見てください。
本日3/15現在の都内の放射線量についての記事です。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110315/dst11031513200065-n1.htm

東京都で通常の20倍以上の放射線量が確認されたということが書いてあります。
これだけ読むととても恐ろしいですよね?
数字というのは、単独ではあまり意味を持ちません。
0.809マイクロシーベルトなどと言われてもほとんどの人はピンと来ない量なので、通常値の20倍という表現を使っていますが、これは不安を煽るだけでしょう。
20倍と言われると、とんでもない値なのではないかと不安になる人も多いと思います。
さらにこの記事の悪いところは、数字の使い方が曖昧な点です。
私が推測するに、0.809マイクロシーベルトというのは、一時間当たりの数値です。
さいたま市は毎時1222ナノシーベルトという表現をしています。
こちらは単位が違うのでわかりにくいです(なぜ統一しないのか?)。
1000ナノシーベルト=1マイクロシーベルトなので、さいたま市は一時間当たり1.222マイクロシーベルトと換算しておきましょう。
繰り返します。

東京都:一時間当たり(予想)0.809μ(マイクロ)シーベルト
さいたま市:一時間当たり1.222μ(マイクロ)シーベルト

果たしてこの量は多いのでしょうか?
それとも少ないのでしょうか?
ここで最初の表の数値から一部を抜粋します。

6900マイクロシーベルト  胸部CTスキャン
2400マイクロシーベルト  日常生活での一年間の被爆量
200マイクロシーベルト  東京・ニューヨーク間を飛行機で往復
100マイクロシーベルト 胸部レントゲン

胸部レントゲンで浴びる放射線量に比較して、100分の1だということがわかりますね。
仮に一年間、この量の放射線を浴び続けたと仮定しても、

0.809(一時間当たり)×24時間×365日=7086μシーベルト

となります。
これに通常私たちが一年間で被ばくする2400μシーベルトを足しても(もちろんこのまま加算するのは数値的に正しくありませんが、多めに見積もるという意味で)、9486μシーベルトです。

通常時の一年間当たりの被ばく量 2400μシーベルト
現在の放射線量が続いた場合の一年間当たりの被ばく量 9486μシーベルト

これを多いとみるか少ないとみるかは、個人の判断によるところでしょうが、現在の数値から大きく変動がない限りは、人体への影響はほぼ皆無とみてよいでしょう。
例えば、レントゲン技師は年間50000μシーベルト以下の放射線量を浴びていると言います。
「50000μシーベルト以下」という表現は曖昧ですが、要するにそれ以下なら安全と判断されていると考えて良いとおもいます。
そう考えれば、首都圏の放射線量は問題になるような量ではありません。

ところで、本日のニュースに第一原発3号機付近で400ミリシーベルトの放射線量が確認されたという記事もありました。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110315-00000078-jij-pol

またしても数値の表現が不適切ですが、これもまた一時間当たりを示しているものと思われます。
400ミリシーベルトという数値は、μシーベルトに換算すると、40万μシーベルトです。
再度、最初の表から数値を抜粋すると・・

700万~1000万マイクロシーベルト   致死量
300万~500万マイクロシーベルト   半数の人が死にいたる
10万以上マイクロシーベルト  がんになる人が増加

すなわち、健康に被害を及ぼすレベルとなります。
裸でそのまま10時間滞在すれば、半数の人が死に至る水準です。
これは尋常ならざる放射線量で、由々しき事態と言えるでしょう。
防護服などを着ているとはいえ、現場の作業員さんにとっては命がけの仕事です。

ここで単位換算による錯覚が起きないように注意が必要です。
400で危険なんだったら、福島県で被爆した方の1000というのは危ないのではないかと。
間違ってはいけません。
400ミリシーベルトは40万μシーベルトです。
避難区域で観測された値の400倍の数値です。
被ばくされた方々の数値は生命に直ちに影響があるような値ではありません。
この点、東京大学の早野先生のtwitterでのコメントが参考になります。

「1974年に中国が大気圏核実験を行い,東京に雨とともに放射性物資が降った。学生だった私はガイガーカウンターで人々の頭髪や衣服などを測定。その数値は、福島の病院で被曝された方々と同程度以上、都民の多くが被爆したはずだが、それによる健康被害は現在にいたるまで報告されていない。」

中国むちゃくちゃしますね(笑)。
被ばくした方からすれば、安心できるまでの判断材料にはいたらないかもしれませんが、参考にはなるお話だと思います。

ところで先程、私のもとに一通のチェーンメールがまわってきました。
以下のような内容です。

原子炉爆発相当やばいらしいです。
メディアはパニックを抑えるため確かな情報流してないそうです。
東京も風に乗って放射能が飛んでくるそうです。
原発被害について おそらく日本一研究している古長谷稔さんの著書 「放射能で首都圏消滅」より引用です。
★ 放射能から身を守る方法
1 呼吸の仕方が分かれ道
外部被ばくに比べて、内部被ばくが圧倒的に危険です。
そのため、放射能を吸い込まないように高性能フィルター防塵マスクをつけてください。
汚染された水や食べ物を食べないように気を付けてください。
傷口からも放射能が入るのでバンドエードやテープで防いでください。
ゴーグルやレインコートがあれば目や肌も覆ってください。
2 家には1週間閉じこもるように
まず水が一番大切です
家じゅうの容器に水をくんでおいてください
ペットボトルの水も大量に用意すべきです
次に、米、麺類です
これらはかさばらず日持ちします
3 閉じこもる時の注意点
とにかく外気が入るのを防ぐようにしてください
換気扇は消しても隙間があいているので
シートとテープでしっかり隙間を防ぐべきです
窓のサッシの隙間もテープとシートでふせいでください
4 雨が降ったら絶対にふれてはいけません
放射能を含む雨はもっとも危険です
事件後、少なくとも10日間は雨にふれてはいけません

突っ込みどころ満載です(笑)。
冒頭の「らしいです」「そうです」「おそらく」で、私なら読むに値しない内容だと判断しますが・・。

勉強が何のために必要か?」と言われれば、こうした怪しげな風評に振り回されず、自分で正しい判断を下せるようになるためとも言えます。
ある程度の学力のある人が落ち着いてきちんと検証すれば、専門家でなくても正しい知識は得られるのです。
私は専門家ではありませんが、この三日間で原発や放射線についてはかなり詳しくなりました。
口頭で人に説明出来るレベルくらいにはなっています。
これは別に私の頭がいいのではなく、現役で勉強を続けている人なら誰でも出来ることです。
ニュースを正しく把握するのは意外に容易ではありません。
そのためにも普段から、数字や文章に慣れ親しんでおく必要があるわけですね。

※注 都内が安全というのはあくまでも私の個人的な認識です。素人の勝手な判断ですので、このブログ記事のみを参考にされるのではなく、なるべく多くの情報を集めて正しい判断を下れるようにお願い申し上げます。

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